先程テレビで久々に聞いた言葉「ミーハー」。
ミーハーは、日本語の俗語で、軽薄な、流行に左右されやすい世の中の風潮や人を意味する。
流行や話題となった人物・事物の動静に、もともと興味がなかったにもかかわらず、にわかに熱中する者に対しての蔑称として用いられる。
- Wikipedia
程度の低いことに熱中しやすい若い人たち。特に女性。
[軽い侮蔑を含意する]
- 新明解国語辞典
最近はとんと聞かなくなったが、ものすごい懐かしさがこみ上げてきた。
と同時に
「みいちゃんはあちゃん」
というワードが頭に浮かんできた。
「ミーハー」の語源が↑「みいちゃんはあちゃん」だったというおぼろげな記憶があるが、
果たして本当のところはどうなのだろう。
Wikipedia には
- 古くからあった愚か者を指す俗語「はあちゃん」からの展開説。音階名のドレミファとかけ「みい」を地口的に付け加えたたもの。
- 当時の若い女性の典型として、「みよ」「はな」など、「み」「は」で始まる名前が多かったことから。
- 「みつ豆とはやし長二郎大好き人間」の略。明治末期に発明されたデザート・みつ豆と、1927年(昭和2年)にデビューした俳優の林長二郎(のちの長谷川一夫)の両方を好む若い女性を指す言葉とするもの。
とある。
私が記憶していたのはふたつ目のやつだ。
みいちゃん=みよちゃん、はともかく
はあちゃんは「はなちゃん」だったかぁ。
みっつ目の「みつ豆」と「林長二郎」の頭文字説も趣深い。
というか思った以上に古い言葉であることにビックリだ。
ともあれ、
「流行に熱中しやすい」「にわかファン」
これって若さだよなぁ、と思うのだ。
「これ好き!」
「あ、でもこっちも好き!」
「あれも好き~!」
とフットワーク軽く色々好きになるのにはパワーが要る。
今は何かのコンテンツに対して「好き!」と思う前にいくつかのインターバルを踏んでいる。ように思う。
たとえば、ゲームやら映画やらドラマ、アニメ、漫画、果ては新作のスイーツやら、の
発売後のレビューをどうしても読んでしまう。
重大なネタバレを踏む危険性もあるのに、なんとなく☆いくつくらいが平均か?などと半目でチェックしてしまう。
(それでも気になるものはどっちにしろ買う(観る)くせに。)
以前と比較して入手前に入ってくる情報がとても多く、得ようと思えばいくらでも得られる、
が故に、その情報だけでお腹いっぱいになってしまい
結局そのコンテンツには触れずじまいになることもままある。
つまり、フットワークがとても重い。
時には軽薄に、無責任に、無節操に何かに触れてみるのもいいかも知れない。
投稿日:2023年7月9日
初出:2022年10月16日
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