字幕の編集をしていて、とても気になった記号がある。
ダブルクオーテーション
である。
Shift+2で入力できる、日本語の濁点っぽいやつだ。
「”」
そもそもこのダブルクオーテーションってなんなの?
どういうときに使うものなの?と思って調べ始めたら、こんな記事を見かけた。
英語コンテンツを作るときに気をつけたいタイポグラフィのディテール - シフトブレイン
まぬけ引用符を使わない
英語では引用符として「‘」と「’」、「“」と「”」を使います。日本語の鉤括弧(「」『』)と同じように、始めと終わりで形の違うふたつでひと組みになっています。
引用符の代わりに縦にまっすぐな形の「"」と「'」を使っている例をよく見かけますが、これらは「まぬけ引用符」(dumb quotes)と呼ばれ、本来の引用符ではありません。
…いや、ちょっと待ってほしい。
ダブルクオーテーションの半角って一種類しかなくない!?
英語使用者ってみんな「やーい、まぬけ引用符~」って馬鹿にされないためにどうしてるの???
結論:フォントの問題
和文フォントでは半角ダブルクォーテーションは全角ダブルクォーテーションと同じ見た目。
(というか、同じ?)
私は日本人なので基本和文フォントでしか文字を打たない。
なので、半角ダブルクォーテーション左右?はてそんなものあったかな?となったのだ。
例えば和文フォントで“”と打って、フォントをArialなどの欧文フォントに変えると、
半角ダブルクォーテーションの左右となる。
“ ダブルクォーテーション左
” ダブルクォーテーション右
" Straight quotes
↑Arialで三種類打ってみた。
これ、だいぶ大きいサイズにしないと違いが分からないのではないだろうか。
(左右の違いを66と99と表現している人がいた。確かに。)
三種類を楽に(?)打つ方法
ASCII文字、Unicode文字で打つ
数字を覚えておく必要があるが、全角で打って変換して左右を確かめるよりは手っ取り早い。
っていうか変換のときのあの表現
([全]ダブルクォーテーション、左ダブル引用符)、分かりづらくないですか?
私は分かりづらくてしばし固まってしまうので、こちらの方法を使っていこうと思う。
・“ ダブルクォーテーション左
Altキーを押しっぱなしにして、テンキーで、「0147」と打つ。
同じ列なので楽に打てる。
Altキーを離したタイミングで「“」が入力される。
・” ダブルクォーテーション右
まぁこれは普通にShift+2でもいいと思うが、
Altキーを押しっぱなしにして、テンキーで、「0148」と打つ。
ダブルクォーテーション左の次の数字、と覚えると楽であろう。
Altキーを離したタイミングで「”」が入力される。
・" Straight quotes
どうしてもこれを打ちたい、というタイミングが今までなかったのだが
確実にこの記号を打ちたいときはUnicodeを使用する。
「0022」と入力後、Alt+x
これはメモ帳などでやるとちゃんと出てくれる。
(逆に、Alt+数字によるダブルクォーテーション左右(ASCII文字)はメモ帳では出ない)
それよりもShift+2で”を入力後にF10が一番楽かもしれない。
whisper、字幕ファイルに関する記事はこちら
投稿日:2022年12月6日
初出:2022年11月24日
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